DB MODELCARS 専属フィニッシャーの山口です
モデルファクトリーヒロのGulf DBR9を製作しております
日曜日にバラッカさん にウレタンクリアと、ヒロのリベットを買いに行きました
ショップオリジナルのハイソリッドシリーズは、それぞれの色が拘り抜いて製造、販売されていて、ウレタンクリアも含めて私も愛用者の一人です
品質と、色の再現度が特に素晴らしく、お勧めです
この日は、中国の正月を祝う催しが中華街の各所を行われ、石川町で電車を降りてお店までの道のりは、通行が困難なほど、観光客で大賑わいでした
バラッカの店主であり、車模型作家で私の憧れである南口さんに声を掛けて頂きまして、南口さんも現在DBR9 2008LMを制作中との事で色々とお話しを伺えました…本当にうれしい事です
以前作成されたDBR9の修正後の型取りマスターのボディとキットの無改造状態のボディを比較して見せて頂いて、キットからの変更点を色々教えて頂いたのですが…変更箇所のあまり多さと、南口さんの造形の見方というか、とらえ方の違いに愕然とさせられました!
このボディ、非常に細かい所まで実車資料を元に改修されていて、製作中の私のDBR9との違いに,ただただ驚きと、ため息の連発でした
これを見せられてしまっては、自分のスキル内で出来る改造のみで進めている私のDBR9は、このままこの先進められるのか…
自分の出来る範囲で製作すればいいのでは?と南口さんもおっしゃっていましたので…
なにより私の場合、真似たいのですが、技術がとても伴いませんので、今まで通りのスタンスで進めるしかないのが現状です
キットからの変更点を参考までに…
・フロントバンパーの新規製作
・グリル内造形変更
・リップスポイラー製作(キットでは、下端が湾曲しているが、実際は水平!)
・ボンネット製作(幅縮小、長さ延長、ダクト開口サイズ変更)
・リヤウィンド幅変更
・リヤウィンド/トランクの繋がり部分形状変更
・トランク下のストップランプサイズ変更
・トランクとバンパーの段差再改修
・フェンダーの淵の折り返し再現
・フロントフェンダーの前後長さ延長、サイドのアウトレット形状、位置変更
・NACAダクト角度変更、掘り直し
・リヤのフェンダーダクト、サイズ、形状変更
・リヤウィングガーニーフラップ追加、ウィング材質置き換え
・給油口掘り直し・各所スジ彫り位置変更、堀り直し 等々…
と、これらの改修はどれも簡単に出来る物ではありません
文章では表現しきりませんので、参考に南口さんのブログをご覧ください→DBR9製作ブログ
※このキットを作った事のある方でなければ変更箇所を理解,、判別できないかもしれません…(汗)
ちなみに現在私のDBR9でも改修している部分はグリル内の造形変更位なものです…
これだけ手が加えられているとキットとは別の車…という感じですが、これだけいじっても見事にまとまっている辺りは脱帽物です
斜めリヤと、真後ろからの眺めは、私の目指すDBR9そのものでした
それから南口さんは、今回このGULFカラーの水色とオレンジの再現は、付属のデカールを使用しないで塗装で行うとの事でした
水色と、オレンジのは極細の濃紺のピンストライプ(1/24スケール用のデカールで原寸0.5mm強の幅)が入っています
これを塗り分けるのは線が非常に細い為、はっきり言って至難の業です
自宅に帰ってデカールを確認した所、南口さんの言っていた通り、キットのデカールのピンストは色が黒で、窓枠部分はあるはずのピンストの縁取りがありませんでした…
今まで気付いていませんでした…ショックです(汗)
更にフリッカーで検索して、アップでピンストの色を確認すると確かに黒ではなく、濃紺でした
またまたショックです(汗)
オレンジと、水色の境のラインは、黒色でなく濃紺なのが分かりますでしょうか?
サイドウィンド上のオレンジも紺色のピンストライプが確認できます
南口さんのこの辺りの拘りの積み重ねが、模型が完成した際に大きな違いとなってくるのでしょうね…
少しでも近づける様に、精進します
この塗り分け、私はどうするか…塗装で塗り分けか?黙ってキットのデカールをそのまま貼るか…自分のスキルと相談してみます…(汗)
南口さん、貴重な情報を有難うございましたm(__)m又、お店にお邪魔させて頂きます
さて、気を取り直して、私のDBR9です
小物のエッチング類の確認をしました
まずはドアノブです
付属のエッチングを合わせるとキットの窪みが小さかったので、掘り直しました
こんな感じです
ボディカラー+ウレタンクリアーの塗膜を考えると、自分の場合のクリアランスはこの位でしょうか
サイド部分の三連の識別用の照明?と、給油口です
こちらは、ほぼキットのままですが、随分隙間があります
一回り小さく掘り直したい所ですが、深さと径を合わせるのは至難の業ですので今回は、キットのエッチングに、手持ちのエッチングを重ねて取付る事にします
給油口も、もう少し厚みが出るように改修した方がいいかもしれませんね
今回は、ここまでです
最後まで読んでいただきありがとうございます!
次回も、MFH 1/24 Aston Martin DBR9 2008LM の製作を行っていきますので、よろしくお願いいたします(_ _)