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施工例

2020/6/15

ラピード ミスファイヤーエンジン不調

ラピードのデリバリーが始まったのは2010年ですから、もう10年経つのですね。

「ハイキシステムイジョウ ハヤイジキニ テンケンヒツヨウ」2011MYのラピードがエンジン不調によるチェックランプ点灯で入庫です。

低走行車であっても経年と使用方法によりトラブルは起こります。

 

専用テスターの診断でエンジン不調の原因は、点火系の失火によるものと特定できました。

失火部位はテスターにてモニターできますが、1か所ダメになると他の個所も劣化しておりますので全数交換をお勧めしております。

 

点火系の交換にはインテークマニホールドとフューエルラインの脱着が必要となります。

失火部位だけ交換して別の個所が失火なんて事があると、簡単には交換できませんから全数交換を推奨しております。

 

Vバンクの一番奥にPCVバルブがあり、ブローバイガスをワンウェイバルブでインテークマニホールドに逃がす役割をしております。

PCVバルブがカーボン付着などで上手く作動しなくなると、ブローバイガスに混じったオイルの戻り量が多くなりトラブルの原因となります。

交換にはインテークマニホールド脱着が必要になりますので、この作業中に一緒に変えておきます。

 

12気筒分のスパークプラグが並ぶと壮観ですね。

NGK品番が刻印されていますが、メーカー流通でしか入手できず我々日本人にとっては複雑です。

 

もちろんイグニッションコイルも全数交換させていただきます。

アストンマーティンのV12は被りやすい傾向にありますので、冷間時のエンジンON,OFFは避けてしっかり暖気してから止めるように心がけてください。

これらのパーツも常にストックしており迅速に対応いたしますのでお気軽にお問い合わせください。