DB MODEL CARS専属フィニッシャーの山口です
前回に引き続き、Aston Martin DBR-1を製作していきます
今回は、ボディ色を検討していきます
色は、実物ではなく画像で見る以上、撮影環境や画像処理などでも見え方が大きく違ってきます
私の感覚では、DBR1は大きく分けて3種類の見え方があるといえるでしょう
それぞれの個体自体の色が微妙に違うのか?それとも全て同じ色で結果的に違うように見えるのか?
はっきりは分かりませんが、画像を参考に自分のイメ-ジを優先で調色していきます
一つ目は、この色です
ハイライト部分はシルバ-強めでありながらシアンが効いていて、私の感覚的にこの色を目指しています
2つ目はこの色です
グリーンを強く感じ、メタリック感は弱めです
Vanquishのカタログに載っている個体は、ミラ-やエキマニの出口などの形状から、この個体の様です
もし同じ個体ならば、1つ目と同じ系統の色ですね
3つ目はこの色です
かなり濃い目で、地面の写り込みの影響かイエローが効いています
1/43スケールで製作した際も調色しましたが、その時も結構悩みました
前回の1/43では、1番と2番目に近いこの色としました
調色した塗料は、1/12を塗り切るだけの余裕はありませんので
今回の製作用に再度アストンマーティングリーンを調色していきます
ガイヤのブライトシルバーをベースに、クレオスのクリアグリーンで薄いメタリックグリーンを作り、シアン、マゼンタ、イエロ-を加えていきます
プラスチックのスプーンを使って、サンプルを4種類作成してみました
左から右へ徐々に濃くなります
一番右の小さいスプーンは、1/43で使用した色となります
若干薄く感じたので、濃い目に調整し直します
シアンとマゼンタを 6:4 くらいづつ添加していき、最後にイエローを加えて調色完成です
ボディ色は、調色してすぐには本塗装はせず、何日か眺めながら自分のイメ-ジ通りになるように確認する様にしています
結局サンプルのスプーンは9本となりました
次回も、DBR-1の製作を行っていきます
ここまで、閲覧いただきありがとうございました(_ _)